倉敷いがらしゆみこ美術館運営者(株)明日絵社長・三城誠子氏のブログ発言

倉敷いがらしゆみこ美術館運営者(株)明日絵社長・三城誠子氏のブログ発言

そうしていると偶然に、あるキャンディのファンの方から、
水木杏子先生が、韓国の企業のCMにキャンディキャンディの主題歌を許可され、 その著作権料が300万円だったと言う話しを教えてくださいました。
(略)
それにしても、著作権料って高いんですね。(略)
独り占めしたいと思う気持ちも解りますね~。

M社長のブログ【2008.11.07 Friday 13:26】http://seiko-m.jugem.jp/?day=20081107

を読んで興味を持たれた方の為にご案内しておきます。

2004年8月韓国において、水木杏子氏が「名木田恵子」名義で作詞を担当した『キャンディ・キャンディ』主題歌を使用した教保生命保険株式会社(Kyobo Life Insurance Co., Ltd.)のCMがオンエアされました。

この件については、水木氏・韓国側担当者双方から経緯報告がなされております。

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「韓国CMでの主題歌の使用について」

(略)
このホームページの<韓国ハイブックス社における不正出版について>で記したように、 この数年間、韓国での不正な動きが活発になりため息が出ていました。

今回、キャンディの作詞の版権を管理してくださっているテレビ朝日ミュージックから CM使用のお話があったとき、即座にお断りしたのは、そういった現在のあやしげな背後関係があったからで、 (また、韓国なの・・)と正直うんざりしたからです。

しかし、主題歌については、作曲者の故渡辺岳夫先生あってこそ生まれた歌だと思っています。
(けれど、<作詞の替え歌は拒否>いう姿勢は貫いてきました。)

今回、拒否した理由は前記のあやしい背景の疑惑と<訳詞>を使用するということ、 また、すでにCMは完成。オンエアを待つばかりと聞いて (また、事後承諾か)とそのことにもうんざりしたからです。
(事件の後遺症はなかなか癒えませんね・・・)

(略)

<事後承諾>になった理由は、制作前に韓国の著作権管理団体(KOMCA)の 許可をもらっていたということ。

あろうことか、韓国では何十年間に渡って韓国人の<編曲者、訳詞者>たちが 自分らの創作物としてそのKOMCAに著作権登録をしていたというのです。

むろん、その韓国人の<編曲者、訳詞者たち>には著作権はありません。

広告代理店側は制作完了寸前、それを知って、 あわてて本来の<著作権者>の許可を求めて来日したというのです。
(その事実を何十年間も知らなかったテレビ朝日ミュージックはKOMCAに厳重に抗議、 その“編曲者、訳詞者”の著作権登録を抹消してもらいました。)

出来上がったCMをヴィデオで拝見しましたが、 心温まるすばらしい作品でした。

キャンディの主題歌を歌いながら夫を慰めるというやさしく力強いシーンに胸が熱くなりました。
ヴィデオに添えられたお手紙には(完成したフイルムを見たときスタッフ一同、思わず涙しました ・・・それだけこのCMには思いを込めているのです)とありました。

(略)

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朝鮮日報ネット版2004年08月18日記事

漫画『キャンディキャンディ』の原作者 名木田惠子氏の善行

日本の人気漫画『キャンディキャンディ』の原作者 名木田惠子氏が 韓国広告に挿入された『キャンディキャンディ』の主題歌の著作権料全額を 国内の少年少女家長(両親を失い青少年が家長となっている世帯)に寄付した。

今月5日、初めて放映された教保(キョボ)生命の新聞およびテレビCMは、 タレントの金喜愛(キム・ヒエ)が妻に扮し、 『キャンディキャンディ』の主題歌を歌いながら夫を慰め、励ますという内容。
教保生命関係者は18日、「名木田氏が『キャンディのように厳しい環境の中でも、 立派に生活している韓国の少年少女家長に、著作権料を渡してほしい』という条件で、 『キャンディキャンディ』の主題歌の使用を許可した」と話した。

これを受け、教保生命は主題歌の著作権料300万円中、 名木田氏に支給すべき150万円(約1600万ウォン)を韓国福祉財団を通じて 国内の少年少女家長に現金、または教育プログラムの形で伝達する計画だ。
著作権料の残り半分は、共同著作権者である作曲家の故・渡邊岳夫氏の遺族に支給された。
(略)

及び、

尚、朝鮮日報ネット版2003年02月24日記事(魚秀雄(オ・スウン)記者)「久しぶりだね、キャンディ!」 では韓国の出版社ハイブックス社からの『キャンディ・キャンディ』ハードカバー復刊について報道されていましたが、しかしこれは原著作者・水木杏子未許諾の違法出版です。

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韓-日著作権ビジネスシンポジウム

2005年6月3日日本大使館公報文化院において、日本大使館公報文化院日本音楽情報センター開設5周年記念事業の一環として、韓-日著作権ビジネスシンポジウムが開催されました。

主催:
 日本大使館公報文化院日本音楽情報センター(JMIC)
 (財)音楽産業-文化振興財団(PROMIC)
協力:
 JASRAC(日本音楽著作院協会)
 (財)ザ・ライム・ライト・ミュージックコンサルティング
 (株)ユニバーサル・ミュージック・パブリシング

講演のひとつ、(株)ザ・ライム・ライト・ミュージック・コンサルティングのカン・ジェドク代表取締役による 「デジタル・メディアに関わる日・韓著作権ビジネスの新たなマーケット」 の中で、カン・ジェドク氏が『キャンディ・キャンディ』主題歌のCM使用交渉について詳しく語っております。

「デジタル・メディアに関わる日・韓著作権ビジネスの新たなマーケット」

(略)
キャディキャンディは、私たちが幼い頃見ていたアニメーションだったので、 その主題歌は韓国人にも童謡として受け止められている曲だ。
この曲は韓国の生命保険会社のコマーシャルで使用されたが、 このコマーシャルは大韓民国広告大賞の大賞を受賞した。
(略)

1960年代と1970年代には、日本のアニメーションは放送で紹介されたものの、 日本語の主題歌はもとより、アニメーションの中で出てくる日本語の看板までも 徹底して韓国語に直してから放送されていた。
そのキャンディキャンディの主題歌を作詞したのが、 童謡作家であるユン・ソクジュン氏であり、 主題歌を編曲したのが、「マ・サウォンとその楽団」のマ・サンウォン氏だ。
1960年代から1980年代にかけて、両氏は数多くの作品を韓国の実情に合わせて翻案、編曲した。

(略)
韓国音楽著作権協会には、作詞ユン・ソクジュン、作曲マ・サンウォンで登録されていたのだ。
しかし、これが日本の曲だということは周知のことであるため、 その場しのぎで韓国音楽著作権協会を通じてクリアランスを行うことはできないと思った。
日本のキングレコード社のパブリシングカンパニーであるセブンシーズ社を通じて、 韓国の権利出版社がSMエンタテインメントだということを知ったときも、私は大丈夫だと思った。
(略)

しかし、SM社が日本の権利出版社であるテレビ朝日ミュージックを通じて問い合わせたら、 残念ながら、答えは「ノー」だった。
キャンディキャンディは、これまで日本でさえも一度も広告に使用されたことのない曲だった。
(略)

「私は広告業に携わっておりますが、私の広告の音楽が人々に 勇気を与えると思ってこの仕事に携わってきました。
キャンディキャンディの背景音楽は、日常生活に疲れきった 韓国人たちを慰められる唯一の曲だと思います。
幼い頃から、なじみのある曲...多数の韓国人はその曲が 日本のアニメーションの主題歌である前に、私たちの心の歌だと思っております。
先生が商業的な使用に対して懸念されることは、よく理解できます。
だとすれば、先生の著作権料に私たちも少しずつお金を出し合って、 それを福祉財団に寄付をするのはいかがでしょうか。
先生の美しい曲が、韓国人たちと一緒にできることを心から願っております。」

このように2枚の手紙を出してから、数日後、奇跡のようなことが起きた。
先生から返事があり、許可が降りたのだ。
地球上で初めてキャンディキャンディの背景音楽を使ったコマーシャルはこうして作られた。
約束通り、名木田先生の著作権料は全額、福祉財団に寄付された。
昨年、広告業界では、「キャンディキャンディの精神で働こう!」という言葉がはやった。
私は、そのとき真心で事を進めば、不可能はないとの教訓を得た。
このクリアランス過程は広告主にとっても私個人にとっても、良い思い出だった。

ちなみに、名木田先生はこれ以上キャンディキャンディの音楽を どの広告にも使用することを承認しないとおっしゃい、このことは新聞にも載せられた。
(略)

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作詞の替え歌は拒否

水木発言内の
<作詞の替え歌は拒否>いう姿勢は貫いてきました。
に関しては、いがらし氏が一連の犯罪行為に踏み切る直接のきっかけとなった「日焼け止めクリームのCM」の一件を踏まえた発言かと思われます。

水木・いがらし両氏が講談社との版権管理契約を解除した後、いがらし氏が大手化粧品会社の日焼け止めクリームのCMに 『キャンディ・キャンディ』主題歌の替え歌を使用するという企画を水木氏に打診したところ、 水木氏が
「作品イメージを壊すような企画には許可は出せない。 講談社に管理を任せていた時代から一貫して替え歌の許可はしていない」
と却下したというもの。

この一件以降、いがらし氏は 「水木が正当な理由もなく次々とキャンディを使用した企画を拒絶する」 と周囲に吹聴し、 原著作者・水木杏子と商標権保持者・東映アニメーションの権利を無視した違法なビジネスに深入りしていきました。

(上記リンク先発言の文責はいがらしゆみこ氏及び偽キャンローズ氏にあり、私・イソノ武威がこれらの発言の真実性について保証するものではありません)


また、音楽著作権は作詞者・作曲者が持ち、録音した演奏の利用等のケースでは実演者が加わるというのが基本となっているのが常識です。

訳詞や替え歌の場合も原詞の作詞者に権利が発生し、今回のケースでも原詞の作詞者である名木田恵子(水木杏子)氏と作曲者である渡邊岳夫氏の御遺族に許諾権と印税収入が発生し、元歌の実演家である堀江美都子氏や漫画作画者のいがらしゆみこ氏に権利が発生しないのは当然です。
(今回のケースで水木氏に権利が発生したのはあくまで「作詞者として」であり、「漫画原作者として」ではありません。念の為)

しかしながら上記リンク内発言にもあるように、いがらしゆみこ氏は『キャンディ・キャンディ』主題歌に自身の権利が及ばないことが大層ご不満のようです。
詳しくは以下のリンク先をご一読ください。

(株)明日絵の三城誠子社長も、そのようないがらし氏の非常識な主張を支持していらっしゃるのでしょうか?

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21st century starsの『キャンディ・キャンディ』カバー正式音源化について

bayfmの「松本ともこwith you」内で2014年2月26日にオンエアされた「吉田豪の本当のところ 第25回ROLLY特集」で、 ザ・コレクターズの加藤ひさしとSCANCHのローリー寺西のユニット21st century stars がカバーした『キャンディ・キャンディ』の正式音源化について触れられていましたが、 上記の通り主題歌の権利は渡邊岳夫氏の御遺族と名木田恵子(水木杏子)氏が持ち、二者の権利を管理しているテレビ朝日ミュージックがJASRACに委託している為、漫画やアニメのトラブルとは関係なく所定の手続きを踏んで申請すれば問題なく許可が出るのではないかと思われます。

歌詞の改変があったり、原曲のイメージを極端に損なうような編曲や歌唱の場合は却下される可能性はありますが、21st century starsによるグラムロック・バージョンは楽曲としての完成度も高く、難色を示されるような要素もありませんし。

吉田豪氏の発言通り、いがらしゆみこによるキャラクター画や東映アニメーション版の画像さえ使用しなければ、さほど難易度の高い案件ではないでしょう。
(音源のCMへの利用等はNGですが)

権利者に対して礼を失する事無く、きちんとした手続きを踏んで利用すれば、そもそも何も問題はおこらなかったのです。

追記:2017年1月にバンダイビジュアルの子会社ランティスから 声優の井上和彦(アンソニー)、三ツ矢雄二(アーチー)、水島裕(クッキー) 三氏の期間限定ユニット FULL Kabsによるアニメソング名曲カバー集『FULL Kabs~伝説には未だ早い!~』 が発売されました。
同アルバムの一曲目に『キャンディ・キャンディ』も収録。男声で現代的なアレンジが施されたカバーですが問題なく許諾されているので、センシティブになる必要はないということです。

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Columbia Sound Treasure Series「キャンディ キャンディ SONG & BGM COLLECTION」について

2015/09/30に日本コロムビアから東映アニメ『キャンディ・キャンディ』の劇中BGMの全てと主題歌・挿入歌を最新デジタルリマスタリングし収録した3枚組CDが発売されました。

このColumbia Sound Treasureシリーズは、過去の名作アニメや特撮の未商品化・未CD化BGMを中心にリリースしていく企画であり、 『キャンディ・キャンディ』以外にも東映作品からは『テレビアニメスペシャル ルパン対ホームズ』『忍者キャプター』がCD化されています。

新規でアニメ『キャンディ・キャンディ』関連の公式商品が発売されるのは久しぶりであり、ジャケットやブックレットにアニメ画像が使用されるのか否かで一部の注目を集めておりましたが…
結局はイラストなし、ロゴのみのデザインという予想通りの結末。

日本コロムビアに確認をとった訳ではないので以下は筆者の想像ですが、恐らく交渉の結果許諾が降りなかったのではなく「触らぬ神に祟りなし」で画像使用は企画段階から諦めていたのではないかと。

(原著作者・作詞家である水木杏子/名木田恵子氏はアニメの再放送やソフト化でさえ「東映から正式のオファーがあれば直ぐにでも許可する」と公言しているので、日本コロムビアの公式商品であるCDジャケットやブックレットにNGを出すとも思えません)

音源の商品化だけなら作曲者・作詞者・編曲者・実演家、及び東映の音楽部との権利処理だけで事足りますし、わざわざトラブルを招来して企画自体にミソをつけるのは避けたい処でしょう。
なにせ、漫画版作画者のいがらしゆみこ氏はアニメ『キャンディ・キャンディ』の音楽著作権に関して極めて独自の権利主張をなさっているので。

  その後、平成7年に講談社との契約を終了させ、新たに私と水木さんとの間で、利用の形態を三つに分け、それぞれの場合の分配割合を、(1)「文字又は音声と絵の双方を表現」した場合は5(文字):5(絵)、(2)「文字又は音声のみを表現」した場合は8(文字):2(絵)、(3)「絵のみを表現」した場合は2(文字):8(絵)と取り決めた契約を交しました。

(略)逆に、(2)の文字のみの使用においてこんなにカラオケが流行っているのに、水木さんから「キャンディ・キャンディ」のアニメの主題歌の詞についての使用の申出がないなぁ、どうしてかしら?とのん気にかまえていました。

2000年11月15日CCNETいがらしゆみこオフィシャルページ内「キャンディ・キャンディの裁判について」より

  また、利益分配ということについて、私は法律的なことはよくわかりませんが、水木さんが作詞した「キャンディ・キャンディ」のアニメの主題歌は広い意味で「キャンディ・キャンディ」という作品の二次利用だと思います。 これまで私はこの事に関し一度も権利を主張していないということも忘れないで下さい。

2000年11月15日CCNETいがらしゆみこオフィシャルページ内「"いがらしゆみこ"から水木さんへのメッセージ」より

上記二つの引用元は、裁判当時にいがらしゆみこ氏の公式サイト内にあった裁判関連の声明文をまとめたセクションにアップされていたもの。
プライベートの失言を拾い上げたようなものではなく、顧問弁護士(本橋光一郎、下田俊夫)のチェックを受けた上で全世界にむけて公開されていたアピール文からの引用です。

つまり、これがいがらしゆみこ氏のアニメ『キャンディ・キャンディ』関連音楽著作権に関する権利認識という事になります。
本来ならば自分(いがらしゆみこ)が利益分配を受けて当然なのだ、という…。

無論、現行の著作権上では作詞・作曲・実演のいずれにもタッチしていない いがらしゆみこ氏には法的な権利はないのですが、つまらない騒ぎに発展してせっかくの企画に傷をつけるような事は避けたいのが人情というもの。

アニメ『キャンディ・キャンディ』関連の渡邊岳夫先生のスコアは多彩で完成度の高いものなので、こうしてきちんとした形でまとめられた事だけも渡邊ファンとして有難く、関係者の尽力は大いに労われるべきと思います。

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