キャンディ・キャンディ韓国正規版DVDは「正規版」ではありません

現在ネットオークション等で販売されているキャンディ・キャンディ DVD 韓国正規版 BOX1・2 セット」「キャンディ・キャンディ TV全1-115話 海外正規版DVD」等の商品は、原著作者・水木杏子氏とアニメ版制作会社・東映アニメーションの許諾を受けずに製造販売されている海賊版です。

尚、台湾海賊版を正規品と称して販売している齊威國際多媒體股有限公司(Power International Multimedia Inc.)は、台湾における いがらしゆみこ氏のビジネスパートナーです。

原作者・水木杏子がアニメ『キャンディ・キャンディ』再放送に反対した事は一度もありません

原著作者・水木杏子(名木田恵子)氏は、東映アニメ『キャンディ・キャンディ』の再放送やソフト販売に反対したことはありません。

そもそもアニメ版キャンディ・キャンディを世に出せなくなったのは、原著作者と作画者の両名が(株)講談社との二次使用の契約を解除した為、(株)東映が作品を動かせなくなったからです。

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キャンディ・キャンディの権利関係の基本

キャンディ・キャンディ』という物語の原著作者、つまり設定・キャラクター・ストーリーなどに関する権利を持っているのが水木杏子(名木田恵子)。
水木杏子の原著作物(文字原稿)に基づいて、月刊『なかよし』(講談社)1975年4月号から1979年3月号まで連載された、二次的著作物(漫画版)に関する著作権を持っているのが、原著作者・水木杏子と作画者・いがらしゆみこ。
原著作者と作画者から、漫画版『キャンディ・キャンディ』の二次使用に関する管理委託をされていたのが、(株)講談社。
講談社との契約によって映像化権・放映権を取得し、漫画版『キャンディ・キャンディ』の二次的著作物(アニメ版)を製作、全115話(1976年10月1日-1979年2月2日)を放映していたのが(株)東映アニメーション。
さらに、当時キャラクター商品の管理販売に関するノウハウのなかった講談社に代わり、多岐にわたった品目に関して「キャンディ・キャンディ」の商標権を取得・管理していたのも(株)東映アニメーション。

『なかよし』掲載最終回とアニメの放映日

…ちなみに『キャンディ・キャンディ』の最終話が掲載された『なかよし』1979年3月号は2月3日発売。アニメ版最終話放映は、同年2月2日。

アニメの製作スケジュールからして、明らかに、最終話の脚本はいがらし作画の漫画原稿に基づくものではありません。 最終四話くらいは、原作者の先行提出したプロットから直接脚本執筆されているものと思われます(『巨人の星』も同パターン)。

にもかかわらす作画者は「最終話は原作を無視して自分ひとりで描いた」と言い、日本マンガ学会理事・長谷邦夫も作画者の主張をそのまま吹聴してまわっているのです。

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キャンディ・キャンディ事件の発端

キャンディ・キャンディ』の大ヒットにより若くして原稿料の高い大御所作家になったものの、その後のオリジナル作品では顕著な売り上げを出せずに90年代に入ってからは講談社からも干されるようになった作画者・いがらしゆみこ。

同じ頃、いがらしゆみこの同郷の友人である本橋浩一が代表取締役社長をつとめていた日本アニメーション株式会社も、シリーズの視聴率低下により伝統ある名作劇場放映枠を失いつつありました。
そんな作画者・いがらしゆみこと日本アニメーションは、『キャンディ・キャンディ』を名作劇場枠で再アニメ化して、フジサンケイグループぐるみのキャラクタービジネスをもくろんだのです。


いがらしゆみこは「講談社はキャンディは要るけどいがらしは要らないのよ」と不遇を訴えて、原著作者・水木杏子に哀願。 迷った末に講談社との義理よりもいがらしとの友情をとった原著作者・水木杏子は、いがらしと共に講談社との契約を解除(1995年2月)。


講談社との契約によって放映権その他を持っていた東映としては、新たに水木・いがらし両氏と契約を結びなおさなければ『キャンディ・キャンディ』の放映・ソフト化は出来ません。
なので当然、東映の担当者は新たな契約に関する打ち合わせをするべく、両者にコンタクトを求めて何度も書面を送りました。原著作者・水木杏子も同様に、作画者・いがらしゆみこに何度も連絡をしました。

しかし作画者・いがらしゆみこは居留守をつかって話し合いを忌避。

その間に作画者・いがらしが何をしていたかと言えば、原著作者・水木にも商標権保持者の(株)東映にも無断で管理を任せたフジサンケイアドワーク(現・クオラス)と共に『キャンディ・キャンディ』キャラクターグッズの許諾を多数の企業に行っていたのでした(1996年秋)。

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バンプレストの災難

そのフジサンケイアドワークといがらしゆみこから許諾を受けた会社の一つが、(株)バンプレスト。

バンプレストの担当者・吉田明氏曰く

(略)
「いつだったかフジサンケイアドワークの朝井匡人専務といがらしさん、マネージャーの山本昌子さんが尋ねて来て、朝井専務が<キャンディの権利はうちでもらった>といった。

商談に入ったが、うちの会社は著作権でビジネスをしている、著作権に関しては神経を使っている。 水木さんが原作者であり著作権者であることは20年前アニメ化の時グッズを作ったので重々承知していた。
それで何回もいがらしさんに「水木さんは承知しているんでしょうね」と尋ねた。

すると3人はキャンディコーポレーションという会社を香港につくった。それに<水木さんも関係している>といって、どさっと机にキャンディコーポレイション関係だという書面を置いたのです。」


吉田さんはそれを確かめるまでもなく信じた、といっていました。

「それで、キャンディコーポレイションとプリクラの仮契約をしたのです。
なにしろいがらしさん本人が水木さんは承知の上というんですから。水木さんに確認取るのも失礼な話しだと思って」

とのいい訳でしたが、お気持ちがわからないでもありませんでした。 (略)

吉田明氏は往年のキャンディブームの際、ポピーの関連会社の「吉田企画」でキャンディ人形を企画制作した経歴のある人。
水木杏子がポピーの「ポピーちゃん人形」のタイアップ漫画を『なかよし』誌上で連載していたこともあり、その縁がその後の『なかよし』とポピー、バンダイの長い蜜月のひとつのきっかけとなっている模様。

ちなみにその後、「バンプレストの担当者」は配置換えになったようです。

いがらしゆみこ公式サイトにあった文章によると、

水木さんの異常な抗議にバンプレストは承諾を得ることを断念しました。

水木さんは結果的に好意的に動いてくれた担当者を転勤にまで追い込んでしまい、私は「何もそこまでしなくても。」と言い知れぬ怒りさえ覚えました。

…との事ですが、ダミー会社の実態の確認ミスで、バンプレの得意先である東映と権利トラブルの最中であるいがらしゆみこに加担してしまった事で、詰め腹を切らされたというのが実情でしょう。

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商標権問題

東映及び原著作者・水木杏子は、地裁判決後いがらし側が上告して更に争うことがなければ違法グッズを追認して事態を収拾するつもりでいました。

水木杏子公式サイト掲示板過去ログより

信用を失うということ ◆ 水木杏子 2002-04-16 (Tue) 23:32:43

(略)
<東映>は作品については二次使用者の立場なので商標権を侵害されてもずっといがらしさんに対してはたいへん気を遣った対応だったと思います。
(しかし、商標権無効審判を起こされて からは、はっきりと対応が違っています)

<東映>は企業です。個人ではありません。そこが水木と全く立場の違う所です。 いくら侵害されても結果、<企業>として利益が上がればよいことなのです。

東映の利益とは<再放送(グッズが伴います)><海外への放映権><VDO,DVD販売>でしょう。

繰り返し書いてきましたが、東映のお考えは<地裁判決後>いがらしさんが控訴をあきらめれば <ダン、サンブライト>が勝手に作ったグッズの一部を引き取り販売してもよい、という姿勢でした。

つまり<不正品>を追認することで<正規品>に生まれ変わらせ<本当の不正品>を制圧する、 というやり方です。
それができれば、ダン、サンブライト、タニイと契約してしまった業者も助かり、海外の不正品も摘発できると、わたしも賛成でした。

しかし、事は最高裁までもつれこんでしまいました。
その間業者(ダン、サンブライト)たちは、海外11カ国とも契約していたことが判明しました。
世界中こんなにも<グッズ、DVD>などが蔓延してしまったこと、疑われても仕方がないでしょう。 ここまでになってしまったならば、もう手の打ちようがありません。

東映は、アニメの再放送を断念しました。海外においてももう無理でしょう。

なぜなら、そういった<違法の摘発>をしたとしても企業たる東映にはなんの利益もないからです。(水木は個人なのでこの点もまた立場が違います)

海外の違法行為を摘発するには莫大な費用がかかります。 それだけ費用をかけても<再放送、販売>のあてがたたないとしたら、なんのための摘発か、と思われても当然でしょうね。 そういった<不正VDO,DVD>がなくならない限り、もう、アニメには望みがないのです。

日本においても、このように不正が蔓延したままだと、まっとうな企業は手を出しません。

なぜなら、正規にグッズを出しても「これは不正品かも」という消費者の厳しい視線があり、紛らわしさが残るからです。
そういったことがクリーン化(浄化)されるには時間と努力が必要です。

水木が漫画をはじめすべてを<白紙>に戻さなければならない、と考えたのも以上のような理由からです。 曖昧な形のままでいたら、近づいてくる業者は(失礼ながら)まっとうなところはないと思っています。

<キャンディ>という作品はこういった最悪の事態になってしまいました。

キャンディはわたしにとっても大切な作品でした。 それを白紙に戻すことがどんな気持ちなのかはもう、お話する気力もありません。
ここで曖昧な立場をとれば、そうしたちょっとしたほころびから、また、なにがはじまるか想像に難くないのです。

今後も、同じ姿勢は守るつもりです。

アジアに広がった作画者発の違法キャンディ・キャンディグッズ

原作者・水木杏子の願いもむなしく、作画者・いがらしゆみこは裁判中も敗訴後も「水木とは和解した」「上告したから判決は確定していない」と業者に更なる違法キャンディビジネスを煽りました。

尚、高裁に上告する際にいがらし側弁護団が利用したのが、現在マンガ学会監事をつとめている牛木理一 弁理士の論文「連載漫画の原作とキャラクターの絵との関係(『パテント』1999年7月号)」。


東映はこの後数年間、国内外(香港、マカオ、中華人民共和国、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、台湾、タイ、ハワイ)で販売された、自社の商標権を侵した多量の『キャンディ・キャンディ』グッズへの対応に悩まされることになります。

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東映といがらしゆみこが完全に決裂した商標登録無効審判

更に作画者・いがらしゆみこは2001年7月10日に東映アニメーションに対して商標登録無効審判を起こしますが、これは却下されました。
1999年8月23日付けで、原著作者・水木杏子と東映との間で「『キャンディ・キャンディ』の名称を東映アニメーションが商標登録することに同意する」旨の同意書を締結していた為です。

水木杏子公式サイト掲示板過去ログより

アニメと商標権について ◆ 水木杏子 1999-10-18 (Mon) 23:24:09

(略)
いまになって<漫画家>は放映を東映に要請しています。
(昨年夏、たぶん違法グッズの宣伝になるから、と推測しています)

しかし、東映は<水木さんも許可しないと無理>と答えています。

水木は承諾していますし(いやだという理由はないので)東映も再放送などを希望しているなら、すぐにもできそうですが・・・
次の理由でどうにもなりません。

1 水木への侵害。<漫画家>が水木の著作権を認めない限り、漫画家ひとりの許可ではできません。
2 ・・・これが問題です。
<漫画家>は東映の<商標権を侵害>しています。
・・・・・・・・・・

(略)
東映は20年以上前のアニメ化の時それを申請して、以来、大切に保持(費用がかかります)してきました。
それを漫画家は無視、勝手に業者と契約、グッズを世に出したのです。
漫画家は無視したばかりか自分で<商標権>を申請しました。

東映は勿論、クレームをいえる立場ですが、二次使用者の弱みで強く抗議できません。
漫画家がNO!といえば、再放送はできません。漫画家と水木がそろって承諾してはじめて可能なのですから。

しかし<商標権>を漫画家が保持していたら、東映はなんのビジネスもできずうるおうのは漫画家のみになります。
(しかし、今の裁判で漫画家が敗訴すればひとりでビジネスはできません。)

(略)
この夏<漫画家>が申請したたくさんの商標のうち一部が通りそうになりました。
(東映は現在グッズをつくっていないため、著作権者である漫画家有利とおもわれたのでしょう。特許庁はこの事件を認識していないようです)

東映は驚き、意見書を出しました。それに水木は一審の判決を踏まえて、原作者としてアニメの再放送を望む立場にたち、東映が権利を持つ事が妥当として協力しました。

(略)

また、現在 在庫をかかえて困惑する業者から許可してほしい、といわれても商標権を侵害している商品の許可などできないのです。
わたしが<違法グッズ>というのは<著作権><商標権>と二重の侵害の意味があるからです
(略)

いがらしゆみこ公式サイト(旧)より

◆いがらしゆみこから水木さんへ Ⅱ 2000年12月27日

(略)
そこで、私はこのような問題が起こるのであれば、現在登録できる商品については自分で「キャンディ・キャンディ」の名称を商標登録しておこうと考えて、平成9年10月頃に特許庁に商標登録を申請しました。

すると、特許庁から私が著作権者であるにもかかわらず、原作者として水木さんの名前がある以上、水木さんの許諾なくしていがらしゆみこ単独で商標登録をすることはできないという回答があり、商標登録を拒絶されました。

(略)
そこで、平成12年7月10日、私は、東映アニメーションの「キャンディ・キャンディ」の商標登録は著作権者である私の許諾がないので無効であるとして、特許庁に対して商標無効審判請求をしました。

ところが、審理の中で、水木さんが東映アニメーションとの間で、「キャンディ・キャンディ」の名称を東映アニメーションが商標登録することに同意する旨の同意書を締結していたことが(締結日、平成11年8月23日)、明らかになりました。

著作物の題名は、著作権者の承諾がなければ商標登録することはできないというのが特許庁の取扱であり、その意味では著作物の題名を商標登録することは著作者の権利でもあるのです。

私にはどうして水木さんが自分は「キャンディ・キャンディ」の著作権者であると自負しておられるのに東映アニメーションにその題名を商標登録させておくことを安易に認めたのか理解できません。

裁判の結果、水木さんが「キャンディ・キャンディ」の著作権者であると認められれば水木さんが商標登録しておくべきではありませんか。その後、何らかの企画があればライセンスすればよいのではありませんか。
(略)

日本マンガ学会監事・牛木理一 弁理士の論文

この商標登録無効申し立ての際、いがらし側が「東映が商標を抑えているのは不当」という主張の根拠に利用したのが、これまた現マンガ学会監事・牛木理一 弁理士の論文でした。

1976年当時は、出版社はキャラクターマーチャンダイジングを直接行うノウハウは持っていませんでした。
出版社が意識的にアニメ化とグッズの版権管理をやりはじめたのは、1981年の『ドクタースランプ』あたりからです。

ですから、当時としてはアニメ会社の(株)東映に商標権を取得させ、管理を任せた方が作家・出版社ともに効率の良いビジネスが出来る、現実的な対応であったと言えます。

当時も、その後の二十数年間も、(株)東映は何ら背信行為を犯すことなく誠実に『キャンディ・キャンディ』のブランドイメージを高め、保持してきました。
また、ローティーン向け少女漫画雑誌『なかよし』の人気作品であった漫画『キャンディ・キャンディ』を幅広い年齢層にアピールするタイトルに育て上げ、更に海外でまで知名度を高めたのは、(株)東映の功績です。

「不当」といわれる筋合いはありません。

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再放送の為のハードル

このように東映の商標権を侵して多数の違法グッズを世界中にばら撒き、東映に対し商標登録無効審判を起こす一方で、作画者・いがらしゆみこは東映に対し、「再放送をいつでも許諾する」との申し入れもしています。
…まあ、キャンディで金もうけしたくてたまらない人ですから。

そして、原著作者・水木杏子も「再放送はいつでもOK」と表明しています。

原著作者は権利関係にうといまま作画者の口車に乗って講談社との契約を解除してしまった為に、ビジネス上の混乱をまねいたことを非常に反省しています。

また「アニメ版は自分だけの作品ではなく、フィルムを作った多くの東映スタッフや声優たちのものでもある」という認識なので、「東映の権利を侵した違法グッズさえ始末がつけばアニメの許諾は可能であろう」と常々公言していました。

いがらしゆみこの「漫画原作者の権利否定」に追従した日本マンガ学会

しかし、作画者・いがらしゆみこは裁判が終わった後もさまざまな場で「水木杏子は原作者ではない」と公言しています。

良識派の漫画家や編集者はこのようないがらしゆみこの言動には眉をひそめていますが、長谷邦夫、牧野圭一のように「漫画原作者の権利否定」に追従する業界人も少数ながら存在しています。

この両名が参加している日本マンガ学会にいたっては、原著作者である水木杏子に出席のオファーすらせずに、作画者・いがらしゆみこのみに都合のいい主張をさせて最高裁判決を否定する事を目的とした「シンポジウム」と称するイベントを開催する始末。

400字詰原稿用紙2,000枚の原作原稿=「走り書きの文字原稿」

日本マンガ学会監事・牛木理一弁理士はかねてより、「アニメーション映画の製作者という二次的著作物の著作権者の立場にすぎない東映が商標権を専有しているのは問題あり」と主張していました。

それが更に「走り書きの文字原稿(=400字詰原稿用紙2,000枚分の小説形式の原作原稿を指す)」を書いただけの水木杏子を原著作者と「決め付けた」最高裁判決も不当と発言。

そして日本マンガ学会著作権部会は「いがらしゆみこが東映の商標権を侵して無断で制作したグッズ」に対して販売許可を出さずに差し止めた原著作者の行為は「正当な理由がない権利の濫用」であるから、グッズ業者は原著作者に対して裁判を起こすべき、という提言までする始末。

そして現在、国内で販売差し止めされた違法キャンディ・キャンディグッズが韓国で大量に販売されているという報告もあります。

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東映アニメーションの立場

作画者が原著作者の権利を否定している現状では、(株)東映アニメーションとしても新たな契約書など作れるものではありません。

70年代に製作された全115話のフィルムをデジタルリマスターにかけるには、相当の費用がかかります。
やっとリマスターを終了しソフトの生産を行っている途中で、また新たなトラブルが起こって発売中止になった場合、東映の損失は相当なものになります。
そんなバクチは営利企業として打てるはずもありません。

以下、水木杏子公式サイト過去ログ発言。

アニメの再放送の誤解のことなど ◆ 水木杏子 2002-05-13 (Mon) 16:43:45

(略)
アニメの再放送についても誤解(作者同志が許可すればすぐにオンエアされると思われているようで)があるようなので、この機会に詳しく記しておきます。

この6年あまりの事件を振り返ったとき<アニメ>が大きな鍵だったのだと気付かされます。(アニメとグッズはいまやセットですから)

この事件前から<東映アニメ>はキャンディの再放送に積極的ではありませんでした。 リメイクは勿論、再放送の予定さえ聞いていません。
東映がキャンディについて望んでいたのは海外での<放映権ビジネス>でした。

<キャンディ>に消極的な東映(また、講談社)を諦め、いがらしさんがリメイクに積極的な日本アニメに話を持っていった気持ちは理解できます。
だからこそ水木も東映とセットになっていた講談社との二次使用の契約を解除することに同意したのです。

その当時、商標権、著作権などについては<無知でした>という言葉ではすまない自分の愚かしさを今、悔んでいます。

しかし、東映も講談社も作品を冷遇していたわけではありません。
10年ほど前、東映も講談社もキャンディ・ルネッサンスを願って劇場用の映画にまた、<なかよし>は<るんるん>の付録にという企画をたててくれています。

それが成功していたら・・・もしかして今回の事件は起こらなかったかもしれませんね。

アニメ会社も出版社も過去の作品はむろん大切にしますが、それ以上に新しいヒット作を目指していくのが当然でしょう。
東映も講談社も時間をかけ、時代の風が吹いてくるのを待っていたのだと思います。
いつか、この事件がなければキャンディにもその風は吹いてきたでしょう・・。

以上のように、この件のはるか以前からアニメの再放送の企画はありませんでした。

アニメは東映の作品です。 再放送に関してはわたしたちの同意は必要ですが、作者たちが東映を動かし再放送を行なう力まではありません。
しかし、この件で今後、再放送ができにくくなったことは事実でしょう。

(略)

…という訳なので、原著作者・水木杏子と(株)東映アニメーションには、アニメ版『キャンディ・キャンディ』お蔵入りの責任はありませんので、その点ご理解ください。

文句を言いたいなら作画者・いがらしゆみことそのシンパの日本マンガ学会にね。

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