遂に明らかになったシャチョーの日本人補完百年計画!
シャチョーとヘンシューチョの対談が、sound onlyな皆さんの会議に見えてきましたよ!

ヘンシューチョ:
例えば僕なんか、なまじっか知識があるものだから、理論武装してしまっているんですよね。

普通の人は武装してませんよ。買う人は武装していない人なんだから、そこで食い違いができてしまう。だから僕なんかがやったら武士の商売みたいになってしまうと思う。
だから本当に視点が同じと言うか、等身大だからこそいいということですね。

そして具体的にこの絵がいいという話が決まったら次に、ボッテガの親方としては、専門家が使えるわけですよね。

理論武装したインテリであらしゃるヘンシューチョがバブル期に大プッシュしていたのが、ヒロ・ヤマガタと鈴木英人ww

…いや、80年代に青春を過ごした私の世代にとっては郷愁を感じるイラストレーターですけどね、エイジン・スズキ。
よく冷えたコーラのように心地よい作風の商業イラストレーターだと思っています。
(ケルアックの「路上」のカバーアートは60年代フィーリングが欠けていて好きじゃないけど)
少なくともラッセンやヤマガタのシルクを飾ってるよりは、エイジンのポスターを貼ってある部屋の方が好感度高いですよ、私の場合。

問題は、当人もはっきりと「イラストレーター」にアイデンティファイしているエイジンや、少年ジャンプの連載漫画家並みに追いまくられてアメリカ人好みの「ハッピーな」コマーシャルアートを描き飛ばしていたヒロを「現代アートの旗手」扱いして美辞麗句で褒め上げて、理論武装していない素人を煙にまいていたどこぞの評論家のようなファック野郎の方にある訳ですが。

>>ヒロ・ヤマガタの語ったこと mmpoloの日記 2008-07-16 自分で「漫画の絵」って言ってるし、ヒロ。

ちなみにイタリア語のボッテーガBottegaは、「店、商店」という意味のほかに、「工房」の意味があり、優れた商品を丁寧に作っているメーカーや職人達を指します。
額装ポスターを素人相手にボッタクリ価格で売りつけている会社のシャチョーが、『王様の仕立て屋(大河原 遁)』に登場するような誇り高きイタリアの頑固職人相手に「ボッテーガでござい」などと寝言を言ったら、正中線をノコギリでひかれますよ。

シャチョー:
うちの場合はそうですね、過去においてどれくらいの命中率ですかね。どの程度が失敗で、成功かという事はよく読めないんですけど、赤字だったというケースは、今まで創業以来1割くらいじゃないですか。

長続きしたかは別として、一時的にしてもやったことはトントン、または利益が出てやめてるんです。
だからそれは、長続きしないから失敗だとか、あるいは今継続してやっていない事が失敗だと言われればそうかも知れないんですけれど。だからどこでその成功か失敗かというところですけれどね。
そりゃまぁ、原価率が馬鹿みたいに低いんですもの、赤字も出にくいでしょう。
ヘンシューチョ:
それからもうひとつ、具体的名前を挙げて今までこの人が一番成功したというケースはありますか。
シャチョー:
クリスチャン・リース・ラッセン!天野喜孝!
ヘンシューチョ:
それは具体的に枚数とかどの程度のものなんでしょう。ラッセンの場合はいつ頃になるでしょう。
シャチョー:
13年くらい前ですね。天野さんが6年ですか。それで年間、ラッセンで言えばそうですね、6千から7千枚でしょうか。それが13年間ですから。
13年間×6千枚×100万円…。日本て、金が余ってるんだなぁ。
みんなそんなにラッセン好きか。

我国の誇るオルタネイティブ・コミックアーティスト根本敬によって提唱され、夭折の天才版画家・ナンシー関画伯によって広く認知された至言「世の中の9割はヤンキーとファンシーでできてる」は、やはり真実だったのですねぇ。
シャチョー:
そうですね。天野さんは、ラッセンと比較すると、客層が限られている。そこの問題がありますね。
ヘンシューチョ:
まあ、一般普遍的というわけにはいかないんでしょうね。好みがありますから。その他にはどんな例がありますか。
シャチョー:
カーク・レイナート、きたのじゅんことか。
婉曲表現をありがとうございます。つまりは、オタク向けということですね!

日本の消費者の最大ボリュームゾーンたるベタなヤンキーセンスのラッセンに比べると、 お耽美ビジュアル系の天野は所詮メジャーにはなれないと。くくぅっ。
CRラッセンワールドに続いてCR天野喜孝物語が製作される日は来ないのでしょうか。
シャチョー:
日本は絵に対する関心がまだまだ低いという事実がいつも目の前に立ちはだかっていて、辛いところでもあるんです。

まあ、我々の問題でもあるんですけれど。思ったほど新しい世代のアーティストを提案できていないんですよね。本当はこっちの方が問題なんです。
しかし、ただ新しいアーティストであれば何でもいいわけではないので、その辺が難しい。

これからの時代を担う新しいアーティストを育てることによって、このアートという枠が広がっていくんだろうということですよね。そこに我々の提案があり、若い世代の人たちの感性に訴えることにもつながっていく。
若い時からいいものを見る、本物の美に触れていくということは感性を育てる上で大切なことです。
結構今まで日を向けられなかった芸術全般に、目が向けられるようになるのではないかと思いますね。

この野澤シャチョーの薫陶よろしきアールジュネスの販売員は、みさくらなんこつの偽版画即売イベントin秋葉において、

「20歳から25歳のお客さんくらいの時期って凄く大事な時期だと思うんですよ。 その時期に仕事にしても趣味にしてもどういった物に触れて、自分の人生を豊かにするかで その後の人生が全然変わってきてしまうんですよね。 販売員としてではなく一個人として、私はあなたにこういう本物に触れて人生を豊かにしてほしいんですよ」

…と、魂の震えるような名言を吐いたそうです。

人生で一番大事な時期に、ふたなり巨乳絵師との出会い。
確かに人生変わるかもしれません。

ところで、ジュネスがみさくらの偽版画を手がけると聞いて、てっきり「官憲と闘いながら、こくまろみるくまみれのふたなり巨乳の絵を陳列する気か!なんてアナーキーな!!」と思った人間は私だけではありますまい。そこまでやったら、ジュネスを現代アートの先導者として認めてやったのに。

シャチョー:
なかなかすっきりした答えを見つけるのは難しいのが現状ですよね。
何故なのかと振り返ってみると、日本人は右脳が弱すぎるんですね。典型的な左脳集団なんですよ。

知識、理論といった左脳の力は世界のトップクラスだけれど、イメージ、感性、想像といった右脳の働きの位置付けは非常に低い。こんなにアンバランスなのが問題で、右が発達していれば、創造的ないいものが造れるはずなんです。あるいは「見る力」もできるんですね。
だから日本は、造る側も見る側も、右脳があまり整っていない人たちが育っているという、これがやっかいなことです。

だから少し時間はかかるのかも知れないけれど、目先みたいなところはそろそろ諦めるところは諦めて。
今の時代、1年先を語ることは大変だというけれど、そうじゃない、やはり100年先を見つめて、我々は運動していかなくてはいけなんじゃないかと。
これは50年では決着つかない、100年運動だと。100年というと歴史の中は大変な紆余曲折が起こっているわけですよ。
だからひとつのことを100年は貫いて、こういう運動を、なんとしてもこの輪を広げていくんだという情熱を持ってやっていかなければうまくいかないんじゃないかと思うんです。
ヘンシューチョ:
おっしゃるとおりですね。
シャチョー:
五感の影響力は、視覚を通して60%、耳で30%、残りで10%だと言いますから、目から入ってきて右脳に影響を与えるものはなんだろうと思った時、自然が良いというけれど、部屋の中にはない。
部屋の生活の中に無意識のうちに入れば良いわけですよね、アートはなんて大きい存在なんだろうと思えて仕方ない。

これは例えば英語を1日1時間、3年は続けないと力にならないんだとかいう話じゃないんですよ。
無意識のうちにパッと、あれば目に入ってくるんですから、そういう事で右脳にどんどん、60%の影響力で刺激を与えていける。
ヘンシューチョ:
それが実際、ひとりひとりが野澤社長と同じような感動を覚えることができれば、あっちの家でもこっちでも感動で日本中が光り輝くようですよ。
当然それに続いて、マーケットの方も見合うということになれば。
我々が日本を変える!100年先を見据えたシャチョーの遠大な計画!なんという大浪漫なのでしょう!!
シャチョーの偽版画による右脳強化百年計画によって、22世紀の日本では美術の教科書にPiaキャロやワるきゅーレが、国語の教科書にみさくら語が掲載される日が来る!きっと来るっ!!

シャチョーの掲げる理想に共鳴し日々偽版画の売り込みにいそしむ販売員の皆さんも、
「将来美術史のページを飾る可能性もある」in きみづか葵展
「版画になったことで介錯先生の絵もアートの次元に昇華された」in 介錯展
「将来は美術館に飾られるべき作品群」 in 西又葵展

などと、右脳強化計画の推進に余念がありません。

野澤シャチョー ばんじゃいっ ばんじゃい゙っ!!!
シャチョー:
絵が飾られている。それで自分なりの色々な選別能力が出来てくる。
絵を見て色々な事が出来てくるけれど、それは違うことでもいっぱい使える応用が利いてくるんですよね。
だから絵を通じて自分の見る世界が変わってきたというか。これは大変な財産を得たなと思うんです。

だから皆さん絵のお金の部分だけを睨んでるからいけないんであって、そういうことを通じてどれだけの財産を得ているかということを、まだみんな分かってない。なんとかそういうところをみんなに味わってもらえたら良いなと。
ヘンシューチョ:
絵による脳内革命ということですね。
そういえば、かの有名なトンデモ本『脳内革命』の著者・春山茂雄医師は、この対談の4年後の2006年に破産なさったそうですね。

負債総額は個人と法人合わせて約81億6000万円とか。
巨額の印税を手にして「スポーツクラブやエステサロンを集めた東京・新宿の健康テーマパーク内に、カルチャースクールを作る。そこで哲学を教え、脳内革命の効果をより高めたい。勝算はあります」 と豪語、本業のクリニックをほかして多角経営を進めた結果の破産ということです。

春山イズムの正統後継者である野澤シャチョーも、 リゾートホテル経営や健康事業(フィットネスクラブ、ヨーガクラブ、エステ)、萌え雑誌事業などで多額の損失を出し、株主の突き上げを喰らっていらっしゃるそうですが、逆風に挫けずポジティブシンキングで乗り切っていただきたいですね☆(てきとう)