蜘蛛之巣城

「解約『巨人の星』 花形」

島本和彦先生の評論本『あしたのジョーの方程式の発売日(9/14)が待ち遠しくてなりません。

昔宝島社からここまでスポ魂という描下ろしアンソロジー漫画集が出たのですが、この作品集、肝心の漫画の方は箸にも棒にも引っかからんカスばっか(技術的にどうこういう以前に、まじめにテーマと向き合っていないんだよ。看板に偽りがありすぎる)なのですが、島本先生と河崎実監督のエッセイは絶品だったのでした。

島本先生は新人の仕事とは言え、同業者のことをWEB上で露骨に酷評したりする人ではないのですが、例のトンデモリメイク『巨人の星』に関して何か発言はないかな~と思って河崎監督のブログをのぞいてみたら、島本先生と河崎監督二人で『花形』を読んで頭を抱えた…というエントリが。「もう勘弁してくれ」という一言に、お二人の万感の想いが込められておりますな。


せっかくなので、 三年前の河崎監督の旧掲示板上の島本先生の名言(03/02/10 10:23:50)を、ここで紹介しておきましょう。

巨人の星は軽く手を触れるととんでもない火傷をするシロモノ だ。

巨人の星をただ時代遅れのギャグだと思って笑っているやつに語る資格は一切無い 。

巨人の星に影響を受けある程度「自分」というものをぶっ壊されてそのあと「アレは ギャグとしてとらえられてるんだ」と再びショックを受け、結果、「仕方が無い、では 俺はギャグで生きるか」と決意する所まで追い詰められたものだけが・・・・・・・それは私だけか?いやそんなことは無い。河崎実も確かにそれのハズだ。

あああっ。あの腐れリメイク企画を通しやがった講談の関係者一同と、ボンクラ漫画家に読ませてやりてえ!!


もうこうなったら、実力行使しかないのかしら?
やはりここは、先人に敬意を表して傘と消火器で武装していくべき?
いやいや、衰えたりといえど、このイソノ武威、徹夜明けの漫画家風情に遅れはとらぬわ。この両の拳で充分っ!

村上ナンタラいう若造め、自分がどういう層を敵に回しているのかわかってんのか?この日本に、梶原劇画にカブれて格闘技をかじったお調子者がどれだけいると思ってるんだ。
かくいう私も、大学時代は花嫁修業の一環として、ボクシングを嗜んでおりましたのよ。ヲホホホホ。五輪の審判経験のあるコーチから、クロスカウンターの打ちかたも習ったのよ。担当編集ともども、血ヘドの海に沈めてやろうか、え、このクソ餓鬼ぁ!!!!

私一人が泥をかぶる事で、あの愚行が止められるならば、前科の一つや二つっ! (お守り代わりに、フトコロに『ゴッドアーム』を入れていこうかしら)

…まあ、あの様子じゃ、私が三面記事に載るより先に連載が切られそうだけどね。


「プロまでたどり着けるかどうかは分からない…」
と担当者が語るように、今のマンガ界は、人気がでない作品はすぐに打ち切られる宿命にある。
(ZAKZAK 2006/08/16)

ほんっっっとにボンクラだな、この担当編集。
バカ正直に実情しゃべってどうするよ。せっかく記者が話振ってくれてんだから、ショーマンシップを発揮しろよ。

実際は何一つ予定がたっていなくとも、「これから先、読者の皆さんが目を見張るような仕掛けをいくつも考えています」くらいの事は言えよ。エンターテインメント業界の人間だろ。見得を切ってみせろよ。梶原先生なら、ここぞとばかりにカマすぞ!

若造漫画家以前に、編集がスカタンだ。梶原イズムが何一つわかっちゃいねぇ。

お前ら、魂の書 『プロレススーパースター列伝』を読んで勉強しろ!


ぼんくらリメイク『花形』も、既に連載三回。宿命のライバル・少年ジャンプならば、打ち切りの御沙汰が下される時期です。

第一回80P、第二回50P、第三回…もうウンザリして数えてない。ともかく、連載五回くらいで単行本一冊分になるはず。単行本半分以上のページ数を使っても、まったく話が進まない新連載に、現在のマガジン読者はどのようなジャッジを下したのか。…そもそも、CLAMPが看板張ってる今のマガジン読者って、どういう連中なのよ。

ともかく、変な意地を張らずに、読者のジャッジを素直に受け止めて、今後の事を決めてほしい。つか、切れ。即刻切れ。切れというより、むしろ斬れ。

梶原先生の墓前で、編集長と担当と漫画家三人そろって腹を切れ。喜んで介錯をつとめる奴は、天空に輝く星の数ほどいるぞ。整理券が必要だな。筆頭は河崎&島本の御両人だろうが、私もキャンセル待ちリストに入れてプリーズ。

っとに、読んだあとマジに体調が悪くなる漫画なんて、初めてだよ…。

付記)おっそろしい事に連載は2011年まで継続、単行本にして全22巻かけても甲子園地区予選段階という結果に。