蜘蛛之巣城

バットマン事納め

そんな訳で、『ダークナイト ライジング』。ナチュラルにネタバレ込みです。

巷では賛否両論で脚本の穴が問題視されているようですが…何を今更。
おまいら、ノーラン版バットマンがまともな脚本だった例があったとでもいうのか?
くっそ真面目な演出で穴だらけの脚本にもったいつけて、一見内容のある大人映画に見せかけるのがノーラン映画だと分かった上で観てきたんじゃねーのかよ?

今回のあらすじ

今回のあらすじをネタバレすると、

ベイン「色々もっともらしい社会派テーマを投げかけたりしてみたけど、それ、みんなフェイクだから!オレのモチベはタリア激ラヴ!だけだからっっ///」

ウン。我ながら見事なまとめだねっ!いやぁ、実に美しい愛の物語だよ!165分もかけて仰々しい大作映画を装ってなけりゃ~許容できてたかもしれないねっ!

だから社会格差がどうの市民革命がこうのいう問題について議論しても無駄っ!

ヴィラン達の格が…

まぁ、すげー大風呂敷広げといて解決はトンデモ力技、というのはアメコミにはありがちなので、そこいらへんをアメコミ映画らしさと受け取ればニコやかに鑑賞できる…わけねーだろがぁ~~。

どんだけラーズやベインの格をダダ下げたら気が済むんだよ。てか、ラーズ死亡確定かよ! 「不死身」が売りの魔人なのに、ビギンズのアレで死んじゃったの??? てか、映画版設定にはラザルスピットは存在しないの??(バッツの背骨や足もラザルスピットで治せばいいじゃん)

今回のキャットウーマン、 あの「一見猫耳にも見えるゴーグル」を「粋」といって褒めている方たちもいるようですが。
…フザケルナ。自ら「キャットウーマン」と名乗って猫耳ボンデージコスを身に着け「ミャオウ♪」とか言っちゃうような女を映画内におけるリアリティを持たせて描写してこそ監督の手腕だろが。あんなん、小賢しい逃げだ、逃げ。

後半の人民裁判場面でも、傍聴人や判事&検事役がカラフルなコスチュームを着たヴィラン達で、悪夢のカーニバル的な演出がされてたら良かったのに。

タリアはわりと良かったけど、あれは生死不明にしてマン・オブ・スティールでレックス・ルーサーの秘書としてシレっと再登場したら粋だったのに。


てか、最後の爆発どっかん救われたよバンザイの後、雲間からのぞく青空からスーパーマンが降りてきて「バットマン、宇宙の危機だ。今すぐウォッチタワーに来てくれ!」って言ってりゃ、誰もリアリティラインがどうのこうのと文句をつけたりしなかったと思うよ!

(核の描写については、「まんがダイヤ」や「まんがゴム」と同類項の「ハリウッド核」としてヌルい笑顔でスルーしようや。ドクター・オクトパスもNY郊外で核融合の公開実験してたし…2012年にしてアレかよとは思うけど)


しっかし、三部作を通じて、とうとう一度もバットマンに対して畏怖や憧れ、腹の底から突き上げてくるようなヒロイズムの陶酔を感じられなかったな~。

オマケ。

付記1)でもアズラエルが登場してくれていたら、個人的には全てを許せていたかもしれないw アズにゃんぺろぺろ。
付記2)でもロッククライミングシーンは何をどうやってもフォローしようがないな!
付記3)ライジング関係の紹介文を読むと、「ビギンズで渡辺謙が演じたラーズ・アル・グール」って書いてあるんだよなー。まだ日本ではそういう事になってるのん?
付記4)町山智浩さんの「ベイン≒蔵王権太、ほぼ同一人物説」。つながった!両作が太い一本の線でつながった!!