<殺し屋教師・田中一朗>シリーズ シリーズトリビア

   

秋田トップコミックス

2014/10/22更新。 前回が2010/04/10なので、4年半ぶりの更新になります。

定期刊行誌としての『サスペリアミステリー』は休刊、現在はコンビニコミックへの旧作再録で細々と命脈を保っている現状。昨今の出版情勢を見ると、殺し屋教師シリーズ再開の可能性は限りなくゼロに近いという寂しい終幕となってしまいました。

かの『火の鳥』のように、過去編と未来編が徐々に近づき両者をリンクする「カジノ船襲撃作戦」をもってグランドフィナーレを決めて欲しかったのですが…。

とはいえ、再録本や電子書籍をきっかけに新たなファンを獲得しているのか、当サイトには未だワード検索による訪問者が途絶える事がありません。来年あたり大幅に手を入れて、データベースサイトとして完成させたいと思っています。

  • ※コンビニコミック再録リスト(不完全版)※
  • 秋田トップコミックス『サスペンス&ミステリーコミック本格セレクション名探偵非情の断崖』(2014/06発売)
     <学園探偵・田中一朗>女子寮ジャック大事件
     <学園探偵・田中一朗>10年殺人情死行
  • 秋田トップコミックス『サスペンス&ミステリーコミック本格セレクション名探偵沈黙の螺旋』(2014/04発売)
     <天使的探偵団II>“塵に棲む老婆”事件
  • 秋田トップコミックス『サスペンス&ミステリーコミック本格セレクション名探偵魅惑の挑戦』(2014/02発売)
     <学園探偵・田中一朗>水曜日の悪魔
  • 秋田トップコミックス『サスペンス&ミステリーコミック本格セレクション名探偵迷宮の殺意』(2014/01発売)
     <学園探偵・田中一朗>産休代用教師田中一朗クン
  • 秋田トップコミックス『サスペンス&ミステリーコミック本格セレクション名探偵危険の報酬』(2013/12発売)
     <特命刑事清水クン>必殺のジャムセッション
  • 8人の名探偵犯罪調査(2006/10発売)
     <アームチェア・ディテクティブ浜野クン>音大生殺人事件
  • 8人の名探偵犯罪調査 4 (2007/10発売)
     <特命刑事清水クン>フィットネスクラブ殺人事件
  • サスペリア2001年6/25増刊 「ミステリーSP No.16  魅惑の名探偵」 (2001年発売)
     <特命刑事清水クン>+ <アームチェア・ディテクティブ浜野クン> アーバンリゾート殺人事件

シリーズタイトルは「殺し屋教師」から「学園探偵」に変更。
清水くんシリーズ、殺し屋教師シリーズ共に、紙書籍への未収録分を含む全エピソードの電子書籍化を期待したいところ(他のサスペリア、サスミス掲載作品もですが)。

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<早乙女あずさ事件簿(ミステリーファイル)>

<早乙女あずさ事件簿(ミステリーファイル)>は、<霞くんの危険な生活>のスピンオフで、霞くんの従姉弟にあたる女性捜査官が主人公。 サスペリア増刊「学園ミステリー」誌に1994~96年まで連載、同誌廃刊後はホラー・サスペリアDX vol.3、vol4に番外編収録。

番外編含めて全17話の内、単行本に収録されたのは4話(+初出時は霞くんシリーズであった実質的第一話「必殺の銃弾(ブリット)」のみ)。

シリーズ中盤では<霞くん>シリーズと統合、終盤には脇役として<清水くん>が登場。
そして、霞くんの実父は「紅いハヤテ」に登場する秘密組織・死殻(しのがら)の忍者コマンド出身という設定であり、井潤千代美(月嶋つぐ美)は「紅いハヤテ」の後日談漫画を「サスペリア」誌に短期集中連載していた。

つまり、

南町奉行所のOVA「紅いハヤテ」

後日談漫画「紅いハヤテ 変身転生伝奇編」

「紅いハヤテ」と同一世界観の<霞くんの危険な生活>

<霞くん>スピンオフ<早乙女あずさ事件簿(ミステリーファイル)>

<早乙女あずさ>に<霞くん>が吸収合併

<早乙女あずさ>スピンオフ<特命刑事清水クン>

<清水クン>と同一世界観の<アームチェア・ディテクティブ浜野クン>
(両作品をつなぐ存在である「アイドル・星奈さやか」)

<浜野クン>と同一世界観の<殺し屋教師・田中一朗>

<田中一朗>と<浜野クン>がシリーズ合併

子供世代編<殺し屋女子大生シリーズ>番外編 「熟女三人湯煙り殺人ツアー」に<清水クン>シリーズの敵役「大女優・星奈さやか」再登場

全シリーズ統合完了

…という流れである。

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<アームチェア・ディテクティブ浜野クン> 音大生殺人事件

単行本未収録の<アームチェア・ディテクティブ浜野クン> 「音大生殺人事件(2001年7月号掲載)」は、ホラー・サスペリアDX vol.4(1997.3)掲載の<早乙女あずさ事件簿(ミステリーファイル)>番外編「熱血刑事林くん」のリライト。元は男子寮の話。清水くんが脇役ながら活躍するエピソードでした。

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<潜入捜査官○○田> 鴎(かもめ)は舞い降りた

実は「鴎(かもめ)は舞い降りた」も<霞くんの危険な生活>の番外編「Mr霞の危険なお仕事(アブナイ ビジネス)」のリライトだったりする。
ハイジャック犯の手口と、O・ヘンリーの「心と手」派生ネタが入っているところが相違点。

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「復讐するは女たちにあり」

デブオタとボブカットの美女のラブラブ馬鹿ップル…のルーツは、その昔本誌増刊のZOKZOKでシリーズ掲載されていた「復讐するは女たちにあり」の春香と主任だと思う。
マルさん一夜妻トリオのキョーレツなキャラの源流もこのあたりにありそう。

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<特命刑事清水クン>+ <アームチェア・ディテクティブ浜野クン> アーバンリゾート殺人事件

「アーバンリゾート殺人事件」は、清水くんシリーズと浜野くんシリーズのクロスオーバーで、星奈さやかの養父殺害事件をあつかった、シリーズ上結構な重要エピソードなのだが、別冊付録への再録等はちょっと難しいような気がする。
なにせ犯人特定のヒントが「ワープロのリボンと図形登録」なのだ。

ワープロ専用機の生産は2003年までに終了、店頭販売は2004年あたりまで。まだ「書院」や「文豪」が稼動しているご家庭はありそうだが、WORD世代には「図形登録でレイアウト?何ソレ」だろう。dog yearなテクノロジーの進歩のせいで、謎解きがアンフェア(?)になってしまう事もあるという一例。

追記)…と思ってたら、何事もなく別冊に再録されました。サスミスは読者の年齢層高いからいーのか。
そして「屋上部室殺人事件」は単行本版の再録でちょっとガッカリ。

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<アームチェア・ディテクティブ浜野クン> 屋上部室殺人事件

「屋上部室殺人事件(1998年4月号掲載)」の単行本収録版はページ調整でラスト数ページが短縮されている。
雑誌版の浜野クンのモノローグは以下の通り。

恨みや復讐ならわかる…
けれどもし――
幼なじみの3人が
「こんなことができる」と
面白半分で計画したとしたら…
それが真実なら
そう知ってしまうことのほうが
怖い……

じわじわと怖い余韻があって好きな場面。もし再録の機会があったら、ぜひ復活させていただきたい。

この話の時点では謎の犯罪プランナー SNARKと、天才少年浜野クンのパソコン通信を介した互いの正体を知らぬままの頭脳戦…という「DEATH NOTE」の先取りみたいな設定だったんですね。

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<特命刑事清水クン> コギャル殺人事件

着メロの「オンリー・ユー」は、「いつもいつもアンタだけひとりでイキやがって!この○○!!」という意味でよろしいでしょうか、川守田先生?(笑)

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<殺し屋女子大生シリーズ/番外編>熟女三人湯煙り殺人ツアー

現行シリーズと<特命刑事清水クン>の世界はどうやら別次元にあるようだが(特保とJCIAが並立しているとも思えないので…)、清水クンと浜野クンの世界の橋渡しとなっていた星奈さやかも次元の狭間に落ちこんで行方不明になってしまったのだろうか。
大女優として芸能界に君臨するさやかと業界三巨頭の対決、というのも見てみたいのだが 。

つか、今頃コンビニコミックスに「フィットネスクラブ殺人事件」が収録されるのは、今後の展開への布石とかそーゆーことですか、両先生。

追記)ほんとに大女優・星奈さやかが再登場しましたよ!
クロスオーバーの「アーバンリゾート殺人事件(1998年6、7月号)」以来だから、ほぼ10年ぶり。やはり「フィットネスクラブ殺人事件」の再録は伏線でしたか!自分の慧眼を褒めてやりたいっス。

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<殺し屋教師・田中一朗> 美少女漫画家殺人事件

「美少女漫画家殺人事件(2002年 9月特大号掲載)」雑誌掲載時のアオリは

「浴室で発見された全裸死体!業界慣例セクハラに潜む愛憎と殺意~連続猟奇誘拐事件の謎~間に合うか!?被害者救出までのタイムリミット48時間!!!」

2Hサスペンスドラマがテーマの回でしたから(笑)。

ちなみにこの回、掲載時に重大な作画ミスがありまして、単行本収録時にはコッコが雄鶏から雌鳥に修正されています。

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<殺し屋女子大生シリーズ> CAMPUS EXCUTIONER

「CAMPUS EXCUTIONER(2006年5月特大号掲載)」でミス研の連中がくさしていた部長の出題の元ネタは、ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」。
しかし、あの映画の元ネタとしては、「バルカン超特急」だけでなく「バニー・レークは行方不明」にも言及して欲しかった。

確かに「フライトプラン」は酷評されても仕方のない出来だったが、「フォーガットン」に比べれば大分マシかと(笑)。

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